予習シリーズ

図版がとてもきれいです。持っておくと図鑑のようにして使えて便利です。イメージではわかりにくいところも写真で載っています(天体など)。
少し詳しすぎるようなところもあります。読んで問題をやるだけではわかりづらいところも多く出てくるので、解説をしてもらうことが必要になってくるのでは?と思います。問題も少しむずかしめな感じがします。簡単な問題演習用のものと併用することをお勧めします。

新演習

栄光ゼミナールや小規模な塾で使用されています。理科は良くできていると思います。図版もカラーが入り、「問題編」も出来て、基礎固めには適していると思います。理科が苦手な人にはお勧めできると思います。

難を言えば、思考力の鍛錬、特に物理や化学の計算問題や複合問題が手薄かもしれません。メモチェやコアプラスで補充・確認しながら、週テ問題集や他の市販のもので分野別のものにあたると良いと思います。
これを使う場合には、過去問には早い時期に入ったほうがよさそう。応用問題に慣れるためです。

週テスト問題集

予習シリーズなどの基本テキストだけでは問題演習が足りない生徒さんにはお勧めです。
5年の上から入試レベルの問題が掲載されており、理科が苦手な子には少しハードルが高いかもしれません。解説も少し控えめです。
かなり細かい知識も出てきますね。正解を確認した後、30秒ぐらい、「覚えておこう」と意識して眺めておくと覚えやすいです。
現象としてとらえるものと、科学・物理分野の「原理」から考えるものがありますから、特に後者は、「なぜそうなるのか」ということを説明できるようになりましょう。

メモリーチェック(日能研)/ コアプラス(代々木ライブラリー)

メモチェのほうはB問題的、コアプラスのほうはA問題的です。メモチェは物理、化学の分野の問題集として使えます。理科の知識の問題の整理としてはコアプラスのほうを勧めます。特に難関校に挑戦する人はコアプのほうが優れています。
いずれにしろこの2冊はあくまでも基本的な事項の確認です。これだけでは理科は解けるようになりません。入試ではさまざまな設定の問題が登場しますので、リード文を丁寧に読んで状況を把握して解く訓練が必要です。
ただしコアプラスのほうは覚える必要があるのか?と思われるものもあります。特に生物分野では、先生のアドバイスを聞いて取捨選択したほうがむしろよさそう。


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