予習シリーズ

4年生の上から始めれば、基本から無理なく入試レベルの問題へと力をつけていくことができます。解説も丁寧なので独学には使いやすいですが、わかりにくい問題は指導者に聞いて解決しておく必要があります。
まず例題の問題の理解が第一です。わかった感じがしたら、基本問題と練習問題で類題を解きましょう。これだけでは少ないので、「演習問題集」から例題を探して解きましょう。スムーズに解けるまで、何度も何度も解きましょう。
算数の成績が伸びるかどうかは、どうも観察していると、「問題を解くのが楽しい」と思えるかどうかにかかっているようです。クイズだと思って、どんどんいろんな問題にチャレンジするといいですよね。
基礎と計算力の定着に、「一行問題集」を併用することをお勧めします。問題のバラエティを増やすために、一通りのことが導入される6年の前半から、入試問題に取り組むとよいでしょう。


新演習

中学受験、算数の新演習は、多少数学的ではない感じがします。どうしてなのか、ずっと考えていたのですが、丁寧に問題文も解答も書かれているぶん逆に「文脈」に頼りすぎているのでは、と思うのです。
独学の際の導入としてはいいと思います。ですが、これだけではかなり不十分です。さらに四谷の予習シリーズの併用をお勧めします。そしてこなせるようになったら週テスを入れるとよいでしょう。
レベルとしては基礎の域を超えてはいません。


週テスト問題集

良書だと思います。日能研、栄光、あるいは家庭教師で中学受験をする場合に、問題演習用に使用することをぜひお勧めします。
a,b,問題は偏差値45以下、c問題は50付近、それ以上を目指す場合にはs問題をすらすら解ければ、手ごたえありです。
ただし、解説が少し複雑でわかりにくいかもしれません。わからないところははてなマークにしておいて、先生と一緒に迷いながら解いてみてください。解法だけ教わっても、だめですよっ!!!


計算と一行題

どこの塾でも計算はドリル的にやるのですが、その四谷大塚版で、一行題がセットになっています。これが6年生のものまで全部解けるなら、中位の下のクラス(偏差値45程度)の学校の算数は大丈夫でしょう。
単位換算の問題も充実しています。毎日やるのも大変だとは思いますが、所要時間を決めて(一ページ15分程度)歯を磨くようにル-ティーンとしてやってしまってください。
逆に、ここにある一行題が解けないようだと、かなりの危機感を持ったほうがいいですよ!!!


算数 基礎300(JESDA)

一行題の問題集の中では難しめです。毎日のドリルように使うというより、直前期のまとめ、あるいは、実力アップのための演習用として使えます。少し発展的です。
青山学院を受ける人にはお勧めします。ちょっと癖のある小問対策になります。
  所要時間20分は短いかもしれません。、上位校を受ける生徒は全問解けるようになりましょう。巻末のまとめはテクニック的ですが覚えておくと良いですね。立体の切り口が直角三角形にならないというのは23年の栄東に出ていました。


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